AMDのZen2アーキテクチャを採用するデスクトップPC向け「第3世代 RYZEN 3000シリーズ」プロセッサーに4コア8スレッドモデル「AMD RYZEN 3 3300X (型番:100-100000159BOX)」、と「AMD RYZEN 3 3100 (型番:100-100000284BOX)」、2モデルの販売が2020年5月23日(土)11:00より開始された。

両プロセッサーは共に7nmプロセスまで微細化した「Zen 2」アーキテクチャを採用し4コア8スレッドとSMTあり、GPUなしで1万円台で購入可能なコスパに優れたAMDプロセッサー。

モデル別の主な違いは動作クロックの他、Ryzen 3 3100はCCXが2+2構成、Ryzen 3 3300XはCCX4+0構成としているが、4+0構成はレーテンシ削減や一部キャッシュ共有などより効率的なため、仮に同クロックでも3300Xのほうがよりパフォーマンスを発揮できると考えてよさそうだ。

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主なスペックはRyzen 3 3300Xが通常動作クロック3.8GHz(ブースト時最大クロック 4.3GHz) 、Ryzen 3 3100が通常動作クロック3.6GHz(ブースト時最大クロック 3.9GHz) 、それ以外は共通でソケットAM4、4コア8スレッド、キャッシュ 18MB (2MB L2キャッシュ + 16MB L3キャッシュ)、PCIe(4.0)、レーン数最大24 (16x GPU / 4x General / 4x Chipset Link)、TDP 65W、Precision Boost 2、Precision Boost Overdriveに対応しWraith Stealth coolerが付属するリテイルボックス版。

マザーボードはAMD500/400/300シリーズチップセットを搭載したソケットAMDソケットAM4に対応し、かつBIOS(UEFI)が対応バージョンである必要があるので留意、対応メモリーはSPDベースでDR4-2666/2933/3200、XMPベースのOCメモリーはマザーボードとメモリーの組み合わせにより異なるがDDR4-3600がホットレンジ、最大でDDR4-4000までといった所で対応Windowsバージョンは、「Windows 10」以降。

従来ゲームなどコア数がそこまで必要なくクロック重視の場合、Zen2ベースなのでメモリー耐性も良くマザーボードを選べばPCIe4.0にも対応し現行テクノロジーの最大公約的なおいしい所取りが出来るかなりコストパフォーマンスが優れたプロセッサー、GPUは別途必要となるが低価格でハイパフォーマンスなゲーミングPC構築には強い味方となりそうだ。