すべてのプロファイルに対応、Crucialからヒートスプレッダ付きデスクトップメモリーキット「Crucial PRO」シリーズ販売開始

Crucialからほぼすべてのプロファイルに対応したCrucial独自の専用ヒートスプレッダー搭載デスクトップ向けメモリーキット「Crucial Pro」シリーズ計3モデルが登場、2023年5月31日(水)より販売を開始している。 DDR5 5600MT/s 32GB(16GBx2)キット「CP2K16G56C46U5」と、DDR4 3200MT/s 32GB(16GBx2)キット「CP2K16G4DFRA32A」と64GB(32GBx2)キット「CP2K32G4DFRA32A」でいずれもJEDEC準拠のBlackPCBに専用ヒートスプレッダを実装。 SPD以外にXMPやEXPOなど拡張プロファイルに対応し必要に応じ設定する事でマザーボードの枚数、Rank数による速度低下の影響を受けずにメモリー本来の動作速度を維持する事が可能。

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公開日: 2023-06-04

メモリーパフォーマンスを維持できる複数のプロファイルに対応したJEDEC準拠のメモリーキット

Crucialからほぼすべてのプロファイルに対応したCrucial独自の専用ヒートスプレッダー搭載デスクトップ向けメモリーキット「Crucial Pro」シリーズ計3モデルが登場、2023年5月31日(水)より販売を開始している。

入荷、販売を確認したのは288Pin U-DIMM non-ECC DDR5 5600MT/s 32GB(16GBx2)キット「CP2K16G56C46U5」と、288Pin U-DIMM non-ECC DDR4 3200MT/s 32GB(16GBx2)キット「CP2K16G4DFRA32A」と64GB(32GBx2)キット「CP2K32G4DFRA32A」。

従来モデルとの違い

Crucialから発売されている従来モデル「Classic」シリーズと主な違いは、JEDEC準拠のPCBに新たに独自設計のCrucial Pro刻印入り専用ヒートスプレッダ搭載した事、それに加えXMPやEXPOなどJEDEC標準のプロファイル「SPD」以外の拡張プロファイルが追記され対応できる様になった2点が挙げられる。

例えばDDR4であればSPDとXMP2.0、DDR5であればSPDとXMP3.0、さらにEXPOに対応(※EXPOの場合Ryzen7000シリーズの定格であるDDR5-5200に設定される)しておりintelやAMD、また同時使用枚数などの制限の影響を受けずにメモリーまたはシステム本来の動作上限速度を最大限維持する事が可能としている。

この手法自体は実は少し前からサードパーティーのモジュールベンダーが特定の製品に対し採用しており目新しいものではないが、今回クルーシャルが採用し「パフォーマンスリカバリーモード」として定義してきた形となる。実際割と実用的で便利である事などから今後普及していくことが想定されている。

定番のDDR4 3200MT/sから2容量バリエーションモデル

主な仕様は、288Pin DDR4 Long-DIMMタイプ、non-ECC、容量は16GB(1Rank 8Chip実装)モジュールの2枚組で合計32GBキット「CP2K16G4DFRA32A」と32GB(2Rank 16chip実装)モジュールの2枚組で合計64GBキットの「CP2K32G4DFRA32A」の2容量バリエーション、速度はDDR4 3200MT/s(PC4-25600)、レーテンシはCL22-22-22、動作電圧は1.2VoltでプロファイルはJEDEC SPD、XMP2.0に対応し基本的には差し込むだけでSPDにて自動認識してくれるが枚数やRank数がマザーボードの速度制限を受けてしまう場合、BIOSでXMP2.0を有効化することでメモリーキット本来のパフォーマンスを最大限発揮してくれる。

ブリスターパッケージの代理店版で保証は限定ライフタイムとしている。