マッドキャッツから、WindowsとAndroidに対応したゲームパッド3機種が発売
Mad Catz社から、Bluetooth対応のワイヤレスゲームパッド3機種が2016年6月10日に発売された。キーボード機能や折りたたみ機能を持つ、フォンクリップが付属するスマートフォン等のモバイル向けの製品だ。店頭スタッフによるファーストインプレッションもお届けする。
ゲーム以外の用途でも活躍するゲームパッドが登場
2016年6月10日発売の「S.U.R.F.r」「L.Y.N.X.3」「L.Y.N.X.9」の3機種は、PCはもちろんのことスマートフォンでの使用や、ゲーム以外でのネットブラウジングやSNSなどのマルチメディア向け機能も搭載したゲームパッドだ。Bluetooth接続により、Amazon Fire TVにも対応している。
3機種ともに専用ユーティリティソフト(Mad Catz A.P.P.)をマッドキャッツのWebサイトまたは、Google Playでダウンロードし使用することになり、各設定もユーティリティソフト上で行うことになる。
それでは個別に特徴をご紹介していこう。
S.U.R.F.r WIRELESS MEDIA GAME CONTROLLER Black
「S.U.R.F.r WIRELESS MEDIA GAME CONTROLLER Black」は、ゲーム以外にSNSやメールなどの文章入力も可能なキーボードとマウス機能が融合したコントローラー。
ゲームパッドとしてはデュアルアナログスティック、ショルダーボタン、Dパッド等を搭載しており機能面で他のゲームパッドより見劣りすることは無さそうだ。スマートフォンを固定できるフォンクリップが付属しているのでスマートフォンを携帯ゲーム機のようにプレイすることが可能となる。只、Dパッド、アクションボタンは、形状、配置が特殊なため(左右スティック外側の枠形状のボタン)、特にゲーム時の操作では慣れが必要になるかと思われる。
ボリュームアップ/ダウン、再生/一時停止、早戻し/早送りなどのメディア操作も可能となっており、ゲーム以外のマルチメディアコンテンツでも有用なゲームパッドといえよう。
〇店頭スタッフによるファーストインプレッション
グリップ部のみ伸縮します。
単4電池2本使用。充電バッテリー式ではないものの、割と軽いです。
アナログスティックの周りに十字キー/ABXYボタンが配置されているのが面白いです。 決して握り心地はよくないですが、日本人の小さい手でも扱えるサイズ感がgood。 スマホをつけるとかなりのトップヘビーになります
L.Y.N.X.3 MOBILE WIRELESS CONTROLLER Black
「L.Y.N.X.3 MOBILE WIRELESS CONTROLLER Black」は、たフル機能ゲームパッドでありながらコンパクトに折り畳むことができるモバイルワイヤレスゲームパッドだ。
キーボード機能は付いていないものの、左スティックでマウスポインターの操作が可能となっており、アクションボタンで メディア操作もできるので「L.Y.N.X.3」もどちらかというとスマートフォン等のモバイル機器向けのゲームパッドとなるが、ボタンやスティックの形状や配置からよりゲーム向けの製品となっている。タッチ操作では難しい連続入力や、スティックによる細やかで正確な操作が可能になるだろう。
〇店頭スタッフによるファーストインプレッション
バッテリー式ながら折り畳みが可能でかなり軽く感じました。 ポーチも付属して、楽に持ち運べるのを強く意識しているのが伺えます。 マウスでいうRAT1の系譜ですね。
半面、スマホをつけるとこちらもかなりのトップヘビーなので、強度が気になるところです。
L.Y.N.X.9 MOBILE HYBRID CONTROLLER Black
「L.Y.N.X.9 MOBILE HYBRID CONTROLLER Black」は、色々なパーツでゲームパッドのフルカスタマイズが可能なハイエンドコントローラーだ。
「S.U.R.F.r」と「L.Y.N.X.3」を合わせたようなゲームパッドで、フォンクリップの他にタブレットフレーム、QWERTYキーボードも付属。より幅広い環境、用途で使用可能となっている。「L.Y.N.X.9」も折り畳みが可能で、外出時に使用するかは人によると思うが室内での収納にも便利な機能だ。
また、マイクも内蔵されておりGoogleでの音声検索も可能で、さらに「HDMIケーブル」と「MHLアダプター」が付属しており、スマートフォンやタブレットの映像を外部の大型ディスプレイなどに出力することもできる。
これだけの機能とギミックを搭載していると使用感や耐久性が気になるところではあるが、販売価格に見合う価値を見出すことができれば1台で何役もこなせる「L.Y.N.X.9」は購入を検討するのに値する製品であろう。
尚、「L.Y.N.X.9」はカラーがブラック、ホワイト、レッドの3色展開となっているが、現時点で当店に入荷するのは写真のブラックのみの予定となっているのでそちらはご了承いただきたい。
〇店頭スタッフによるファーストインプレッション
分解個所とパーツが多くてどう説明したものやらといった感じなのですが、 まずグリップパーツとキーボードモジュールは同時に使えません。握り重視ならグリップパーツですが、これが嵌っているだけなので割とすぐに外れます…。
タブレットモードにするときは、一度すべてのパーツを外します。そして同梱のタブレット用フレームに付け替えます。タブレット用フレームの裏側にスタンドがあるので、それを立てればタブレットスタンドに。
〇番外編
特に意味はないかもしれませんが、タブレットモードでもスマホ用アームが取り付けられるのでデュアルディスプレイ化(?)出来ます。
利用方法は不明ですがなかなかシュールです。
Mad Catz(マッドキャッツ)について
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